結婚相談所「おじさんが若い女子を狙う」大問題 「知識と経験がある年上男性がモテる」は妄想

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アナタが48歳年収500円だとしましょう。その条件で狙える女性は、43歳が限界ということになります。じゃあ、年収2000万円だったら28歳を狙えるのかというと、そこは微妙です。現実は年齢差=年収×100万分の1よりも厳しいといえるでしょう。

婚活市場での価値は性別で優先順位は変わってきますが、男性も女性も、おおよそ外見×年齢×年収の表面的なスペックで測られます。年収は高いほどいいのは当然として、最も重要視される年齢は、若いほど価値が認められます。

地に足をつけた婚活を

28歳というもっとも人気がある年齢の女性が、どうして48歳年収500万円のアナタを選ぶのでしょうか。仮に突出した外見があったとしても、加齢したアラフィフの外見は知れています。

この大前提の常識が、年齢と年収で劣るアナタが28歳と結婚するのは不可能だという理由です。

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安心してください。高望みが叶わないのは女性もまったく同じです。

たとえば38歳&派遣社員年収200万円&外見は年齢相応の普通という女性が、35歳&年収900万円&イケメンという高スペック男性を狙っても、まず相手にされません。その理由は、等価交換の原則からズレているからです。現実を見ることなく、高望みを続ける婚活女性は、誰にも選ばれずに取り残されてしまっています。

男性も女性も、婚活は年齢が若いほど有利です。それはおじさんになってしまったアナタも同じで、47歳よりも46歳、50歳よりも49歳のほうが女性に選ばれる可能性は上がります。年齢が若いほど、相手の選択肢も広がり、成婚の可能性は高まっていくわけです。

なので、自分自身の価値は、毎日減少している事実は知っておきましょう。誰にも相手にされないまま、前期高齢者になって孤独死──みたいな取り返しのつかない悲劇を迎える前に、現実に地に足をつけて婚活を進めていきましょう。

中村 淳彦 ノンフィクションライター

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なかむら あつひこ / Atsuhiko Nakamura

貧困や介護、AV女優や風俗など、社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けるノンフィクションライター。現実を可視化するために、貧困、虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話に、ひたすら耳を傾け続けてつづけている。著書に『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)、『名前のない女たち』シリーズ(宝島社)など多数。Twitterアカウント「@atu_nakamura」

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