ガザ地区では保育器の乳児が電気がなく死に直面 イスラエルはガザ地区に燃料支援を認めない意向

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番組レギュラーコメンテーターの橋下徹氏(弁護士、元大阪府知事)は「ハマスのトンネルを壊滅させる必要性は誰もが認めている」としつつ、イスラエルの自衛権の行使のあり方については「均衡性」という国際法上のルールを守るべきだと主張した。

これについて佐藤氏は「まったくそのとおり、同感だ。誰が考えてもあの空爆はやりすぎだ」と応じた。同時に「(国際法の)ルールに基づく戦いというのを前面に出さないと、日本として『法の支配』とあれほど言っておきながら、北朝鮮、ウクライナ(戦争におけるロシア)、イスラエル、整合性は取れなくなる。そこは大事だ」と強調した。

以下、番組での主なやりとり。

ネタニヤフ首相「戦争は第2段階に入った」

佐藤正久氏(自民党元外務副大臣):実際、イスラエルがもうすでに地上戦を始めている。ガザ領内に入って急襲して戻るという状況から、27日以降(ガザ領内に)入ってそのまま居続けて24時間ずっと攻撃し続けている。イスラエルのネタニヤフ首相は「戦争は第2段階に入った」と(表明した)。まさに掃討戦が、大規模ではないが、ゆっくりと始まっている中で、なかなか「人道」という面を前面に出しにくい状況になっている。国際法というものを互いが自分に都合よく使っている。国際法は必要だ。だけど、場合によっては恐ろしい犯罪を正当化する道具になってしまう。人間の盾はやってはいけない。イスラエルは「なので、早めに逃げなさい」と言い、なかなか逃げないのは「ハマスが悪い。人間の盾にしている」と言う。人間の盾というものが行われれば、戦争法規も若干かわされるという国際法がある。双方がこういう状況の中で子どもの命を救うというのは二の次になっている状況がある。ここは国際社会が何らかの形で人道回廊、場合によっては海からの人道回廊を海軍を使ってやってもいいと思う。何らかの形での人道回廊的なものを(ガザ地区の)南部に作る(べきだ)。おそらく北部のほうは大きな地上戦がこれからも継続されるから、そういうふうに意を用いることが大事だ。

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):イスラエルが地上侵攻に向けていま空爆を中心に行っている。今後、地下トンネルをめぐる攻防になった場合にイスラエル側にも犠牲は出てくると思うが。

(写真:FNNプライムオンライン)
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