鎌田實「自己肯定感は自主トレで高められる」 日常的に取り入れるべき3つの習慣

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3.つらいときでも、どこかで幸福感を見つけること。

自分がどれだけ幸せかは、自分の人生観次第です。でも、どれくらい幸せを感じるかは「練習」で増やすことができるのです。僕は毎日、意識的にこの練習をしています。理由はなんでもいいのです。

ここ最近で「よかったこと」「心がほっこりしたこと」を思い出して、幸せな気分に浸ってみるのです。僕のラジオ番組に出演してくれたゲストと、食事をすることがあります。とくに若い女性ゲストから「今日は楽しかったです」なんて言われると、「そうか、そうか」とうれしくなります。

4.自由に「妄想を」広げて、元気になる。

人には言えない妄想に近いときもあります。頭の中だけだから、瞑想、妄想もオッケー。ただし、迷走はしないように注意しています。こうすれば幸せになりたいときに幸せを感じることができて、毎日を満足して暮らせるはずです。

自分に自信を取り戻す毎日の習慣

こんな心構えをたくさん並べられても、具体策を知らないとよくわからないという人もいるでしょう。そこで、自己肯定感を高めていくために、日常的に取り入れたらいい習慣をご紹介します。僕も以前、諏訪中央病院の院長に就任したとき、「僕にできるんだろうか?」と不安に襲われました。そんなときにやってみたことです。

1.どこに自信がないのかを「見える化」する。

前に「不安の原因」を見える化することをおすすめしました。今度は「どこに自信がないのか?」に一歩踏み出してみましょう。これも紙に書き出せば、いま自分が抱えているぼんやりとした不安を、頭からいったん取り出し、客観的に眺めることができます。すると現実的な見方ができ、自信が湧いてきます。「だったらこうしたらいいんだ」という知恵が湧いてくるので、解決策にたどり着けることがあります。

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