鎌田實「自己肯定感は自主トレで高められる」 日常的に取り入れるべき3つの習慣

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「親ガチャ」という言葉が流行っています。人間が幸運に恵まれるかどうかは、親の財力や社会的地位次第、という風潮がありますが、僕はそうは思いません。

なまじ有名人の家庭に生まれて親の名前が重荷になったり、望まない家業を継がなければならない境遇に比べれば、僕のほうがはるかに自由じゃないか……。貧乏は確かにマイナス。でも、ないものねだりをしていじけてしまったら、悪いサイクルに落ち込んでいくだけ。「大丈夫、自分は自分」と切り替えれば、負のスパイラルは乗り越えていけるはずです。外向的でも内向的でも、それぞれによさがあるのです。

「自分だけの幸せのルール」を持とう

「自己肯定感」とは「ありのままの自分を肯定する」という感覚のことです。100パーセント思い通りになるなんて人は、ほとんどいません。完全に満足はできないけれど、「まあまあいいかな」と思えれば、失敗を怖がらずに生きていけます。

ただ、この「感覚」というのが難しい。それは物事や出来事をどう解釈するかで決まってくるからです。そのためには「自分のルール」を持つことだと、僕は考えています。その方法はいくつかあります。

1.自分を追い込まないこと。

たとえミスしても、「自分はなんてバカなんだ」なんて、責めてはいけません。それをすると自信をなくして、さらにミスを重ねるようになってしまいます。誰だってミスはします。それをくよくよ考えるより、「次はミスしないようにしよう」と決め、「はて、どこが悪かったのか」を考えてみるほうが自分のためになります。

2.したくないことははっきりと断ること。

「嫌だ」と思っているのに、「断ったらあとが怖い」と躊躇してしまうことがあります。でも、そんな優柔不断な態度は、自分にも相手にも失礼です。断る理由をあれこれ考えても、結局はうまくいかないもの。はっきりと断ることが大事です。

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