大学時代、卒業を危ぶまれるほど居酒屋アルバイトに打ち込んでいたという青木さん。そんな経緯もあり、飲食業界への思いは強く、転職活動を始めたころは競合である飲食メディアへの転職を考えていた。転職サイトに登録してみたところ、それがたまたまC&R社の人材紹介サービスだったこともあり、キャリア面談の中で「よかったらウチの会社も受けてみませんか?」と、声をかけてもらうことになった。
「当時、社内にいるマーケターは、皆クライアントワークを担当していました。自社事業の専任のマーケターはいなかったんです。希望していたポジションと違いましたし、当時のC&R社は今以上に人材紹介会社の色が強く、自分自身もWeb×飲食業界への意識が強かった。だから、最初はピンとこなかったんですが、話を聞いていく中で、『ここは不思議と水が合うな』『ならこういった転職もアリかも』と思うようになりました」
「僕を信じてください!」と頭を下げて回る日々
そんな縁から、2014年4月にC&R社に、プロデューサーという肩書で入社することになる。
今でこそデジタルマーケティングに明るい同社だが、当時はまだまだアナログなコミュニケーションが主流で、人材業界ならではの『いわゆる”営業会社”の文化』が色濃くあったという。Webに詳しい社員も少なかったため、Webマーケティングとしての施策や、そもそも”インターネットをどのように人材集客に活用していくか”を社内に伝えていくことは容易な作業ではなかった。
「営業と比べると、目に見える成果としてのインパクトが小さいし、時間軸も異なってくる。その前の下準備として手を入れないといけないことも非常に多く、例えば『Webサーバーを変えたい』といったことでも、理解してもらうには工夫が必要でした。今では考えられないですが、当時は『絶対に成果に繋がるので、僕を信じてください!』と、頭を下げて回って。
でも、そうやって必要性を伝えていく中で、だんだんと社内でも理解されるようになってきて。会社としても『もっとデジタルマーケティングに注力していこう!』という流れに変化。いつの間にか『青木が詳しいらしいから相談してみよう』という立ち位置になっていました」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら