こうして市の全面的なバックアップもあり、地域のラーメン店が団結して日本一を手にしたのである。
「主催の皆さんは、遠慮しないで堂々と“日本一”とうたってほしいと言ってくれています。ラーメンで街おこしができることを示してほしいと期待を寄せてくれています。来年は同県の中でほかのラーメンもエントリーしてもらい、さらにイベントを盛り上げていきたいと思っています」(齋藤さん)
ラーメンで酒田市を元気にすることは大きなテーマ
酒田市は今後も「酒田ラーメン」を全国に広める活動を継続していく。
昨年の出生数が458人、2年後には60歳以上が3分の1を占めるといわれている酒田市において、ラーメンで街を元気にすることは大きなテーマになってくる。
「酒田のラーメンは確固たる定義を作れなかった歴史です。とにかくコミュニティーを広める活動を続けて今があります。新幹線も通っておらず行きづらい場所で、なかなか全国に発信するまでに時間がかかってしまいましたが、酒田をラーメンを食べに来てもらえる街にしたいと考えています。“日本一”はいい響き。これから新たな道を作っていきたいと思います」(齋藤さん)
1990年に「酒田のラーメンを考える会」を立ち上げてから33年。全国のラーメンイベントに出店し始めてから10年。
ついに手に入れた日本一だ。
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