「定年後の星」コラムニストが明かす起業5ヵ条 早く成仏し「ギブファースト」で人脈構築を
まずは自己紹介から始めましょう。1974年に大学を卒業後、野村証券に入社しました。定年まで勤め上げて退職、半年後の2012年に「オフィス・リベルタス」という会社を立ち上げました。
リベルタスとは、ラテン語で「自由」を意味します。「サラリーマンがリタイアした後に本当の自由を得て、幸せな生活を送れるよう支援する」という理念の下、個人の資産形成や資産運用、確定拠出年金といったことをテーマにした情報提供を行っています。
具体的には雑誌やオンラインメディアで年間100本以上のコラムを執筆しているほか、年間2〜3冊の書籍を出版。そのほか、全国津々浦々の経済団体や企業などを回り、年間100回以上の講演を行ったりしています。
心が死んでしまう
そんな私も55歳くらいまでは、定年後、完全にリタイアしたいと考えていました。しかし、旅行したり遊びに行ったりするのはたまにだから楽しいのであって、それが毎日だと退屈だろうと思い始め、57〜58歳くらいになって「やっぱり働こう」と考えました。
その頃、会社では定年後再雇用の制度がスタートしており、一歩踏み出す勇気がなかった私も、定年後半年は再雇用で働きました。しかしあまりにもつまらなく、このままいくと心が死んでしまうと思ってしまったのです。
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