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50代が定年前に「やってはいけない」5つのこと 経済コラムニスト直伝「退職金運用はNG」

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手を交差してバツ印をするビジネスパーソン
(写真:Luce / PIXTA)

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サラリーマン人生の終盤が見え始める50代。定年後は「リタイアしてゆっくり」なんて考えていては地獄まっしぐらだ。役職定年や、定年後再雇用で給料が激減してしまうからだ。週刊東洋経済10月28日号では「地獄の役職定年、定年後再雇用」を特集。定年後の給与や待遇といった現実、そして失敗しない55歳からの人生設計についてお伝えする。
週刊東洋経済 2023年10/28号(地獄の役職定年・定年後再雇用)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年10/28号(地獄の役職定年・定年後再雇用)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

起業して成功を収めた大江英樹さんは2020年に『定年前、しなくていい5つのこと』(光文社新書)を出版し、好評を博した。多くの50代ビジネスパーソンに向けて、定年前後にすべきでないことを語ってもらおう。

講演などで回っていると「年金は当てにならないから、老後の生活費は貯蓄や投資で賄うべきでしょうか」という質問をよく受けます。おそらくマスコミなどが「老後2000万円問題」などと騒ぎ立てたことが原因なのでしょう。

しかし答えは「ノー」です。公的年金はそれほど当てにならないものではないからです。一昨年、具体的なエビデンスも交えて『知らないと損する年金の真実』(ワニブックスPLUS新書)という本を出版したのでそちらを読んでいただきたいのですが、年金は破綻しませんし安心です。

年金は死ぬまでもらえる給料

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