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ソニーにチャンス到来「AI再参入」へ3つの勝ち筋 日本企業に波及「AI汎用化」のパラダイムシフト

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  • 鈴木 貴博 経済評論家、百年コンサルティング代表
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1000人のお客様が来訪されるとすれば、三菱地所レジデンスから見れば冨永愛さんが出演する1000種類のCM動画を作成するのと同じことができるようになることを意味します。

その個性は、今から2年後にはAIアシスタントとしては当たり前のスペックになっているでしょう。パソコンに組み込まれるAIが無機質な合成音声で話しかけるのと、よく知っている人間が話しかけるのとでは、どちらが心地いいでしょう? 後者がAIの主流になるはずです。

それは俳優の堺雅人さんだったり役所広司さんだったりするでしょうか。ないしは有村架純さんだったり広瀬すずさんだったりするかもしれません。ただもっとあり得るのはオリジナルのデジタルヒューマンではないでしょうか。なぜならデジタルヒューマンは人間の芸能人と違い、スキャンダルと無縁だからです。

デジタルヒューマンをプロデュース

韓国のCGタレント「APOKI」というキャラクターがいます。彼女はソニー・ミュージックソリューションズと契約をして、ソニーホンダのアフィーラの宣伝などに登場しています。

韓国のCGタレント「APOKI」はアフィーラのプロモーションにも登場(© VV Entertainment)

この先、彼女のようなデジタルヒューマンをオーディションで見出し、育成し、スターに育て上げるビジネスが大きな市場になります。ソニーグループではソニーピクチャーズやソニーインタラクティブエンタテインメントもありますが、プロデュース能力という観点ではソニーミュージックが一番フィットするのではないでしょうか。

乃木坂46やYOASOBIもそうですが、それとは違う人間ではないデジタルヒューマンを売り出して、金が稼げるAIへと育成する。それがカーナビやパソコンのアシスタント、スマートスピーカーに入り込んでいきます。人間ではない動物のようなゲームキャラであれば、それはペットロボットの形で家庭に入り込んでいくかもしれません。

それぞれの領域はソニーグループではないハードウェアが購入されるのかもしれませんが、そこにダウンロードされ搭載されるAIキャラクターはソニーミュージックの所属になる。これはそんな未来のイメージです。

さて、今回の記事では思考実験として「もしソニーグループがこのタイミングでAIビジネスに再参入するとしたら?」という話をしましたが、当然のことながら、チャンスはあらゆる家電メーカー、あらゆるゲーム会社、あらゆる自動車会社、あらゆるエンタメ企業に門戸が開かれています。

前提が変わった今、日本企業はもう一度、AI戦略を見直す時期なのかもしれません。

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