全国のJRを網羅するジャパン・レール・パスの利便性を向上させるなら、日本人旅行者が全国の鉄道旅を楽しめるようなきっぷづくりにも取り組んでほしいと思う。
私自身、お得なきっぷには過去何十年も世話になり思い出作りを手伝ってもらった。
今は存在しないが全国あちこちを出発駅にできる周遊券で長期旅行したこともあったし、青春18きっぷで西を目指し、舞鶴からフェリーで小樽に入り、北海道内をぐるぐる回って帰るということをしたこともあった。
18きっぷが使いにくくなった…
当時の周遊券はフリー区間に行くまで急行列車の自由席を利用することができて重宝したが、いまは周遊券も定期急行列車もなくなった。一方、春・夏・冬に販売する青春18きっぷは存続しているが、夜行の普通列車がなくなって効率的に移動できなくなったうえに、幹線ですら新幹線の代わりに第三セクター化されたため利用する動機が起きにくい。
いまでは新幹線や特急列車、かつての国鉄・JRの大幹線の中にモザイク模様に存在する第三セクター鉄道、JRからの特急列車が直通する短絡線をも利用できるフリーきっぷでないとなかなか利用しづらくなっているために、先に挙げた「大人の休日倶楽部パス」を重宝している。
惜しむらくは、これがJR東日本やJR北海道だけしか対象にしていないという点である。
青春18きっぷをJR旅客会社で販売してきたのだからJR東海、JR西日本、JR四国、JR九州も加わって全国規模のフリーきっぷを作ることが無理ということもないだろう。
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