楽天?SBI?新NISAで選べるネット証券は「1社」 投信の「クレカ積立」でポイントを貯めなきゃ損

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近年ではポイント還元も目が離せない。ポイントは再投資や買い物などにも利用できるため、プラスアルファのサービスとして重視される。注目すべきは、投信をクレジットカードで購入するとポイントが貯まる、「クレカ積立」だ。

SBI証券では7種類のカードを使えるが、利用者数最大の三井住友カードは、積立金額の0.5〜5%のポイントを付与。ポイントを1%もらえるゴールドカードの場合、年間利用が100万円以上なら、翌年以降の年会費5500円が無料になる(クレカ積立分は年会費無料特典の対象外)。

“ポイ活”のヘビーユーザーが多いとされる楽天証券は、楽天カードで0.5〜1%のポイントを付与。クレカ積立とは別に楽天キャッシュでの積立もできるため、楽天カードからのチャージで0.5%を付与すれば、最大1.5%のポイントも手に入る。楽天カードと楽天キャッシュとの併用で月10万円まで積立可能なのは他社にないサービスだ。

auカブコム証券は1%だが、auユーザーが「auマネ活プラン」に加入しauPAYゴールドカードで決済すると、最大3%のポイント(13カ月以降2%)付与と、条件が合えば高還元も期待できる。なおマネックス証券はマネックスカード決済で1.1%である。

貯めたポイントはコンビニや楽天市場でも使える

またクレカ積立だけでなく、投信の月額保有残高に応じてポイントが付くサービスも各社は用意。SBI証券は最大0.25%、auカブコム証券は最大0.24%で、11月から開始する松井証券は最大1%を付与。楽天証券では月末に初めて基準残高に達した際に一定のポイントが与えられる。

貯めたポイントは各社ともNISAなどの投資に利用可能。SBI証券は現在Vポイントで購入できるのは投信のスポット買付のみだが、来春のTポイントとの統合で利便性が高まりそうだ。

投資を機に生活回りで優遇を受けられるサービスも見逃せない。SBI証券では投信の取引を条件に、対象のコンビニなどで三井住友カードを使うと、ポイント還元率がアップ。楽天証券では投信などのポイント投資で楽天市場での買い物の還元率が高くなる。

目下、各社ともにNISA口座開設でのポイント付与や、クレカ積立でのポイント還元率引き上げなど、新規顧客獲得に向けたキャンペーンを展開中だ。まだ現時点では新NISAの取扱商品などがすべて固まったわけではない。じっくりと研究し自身に合ったネット証券を選んでほしい。

滝田 知歩 マネーライター

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たきた・ちほ

リクルートや編集プロダクションを経て独立。現在は雑誌やウェブでお金に関する記事の執筆・編集業務に従事。AllAbout「初心者向け貯蓄に役立つ情報」ガイドも務める。

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