「古文疎かにした社会人」先を読む力が乏しい理由 古典を読むことで、物事を推測できるように

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「先を読む力」は、古典を勉強することで身に付くのです(写真:C-geo/PIXTA)
読解力がなくて、人の話を読み間違えてしまう。そんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。読解力を身に付ける最適な方法は、古文を勉強することです。全国屈指の名門校である西大和学園の現役国語教師、辻孝宗氏の新著『一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書』を一部抜粋・再構成し、古文を勉強することで身に付く国語力を解説します。

国語の勉強を疎かにした結果…

「自分には読解力がない!」

「文章を読んでいても、人の話を聞いていても、読み間違えてしまうことが多い!」

と嘆く人って、多い印象があります。昔は読解力のない人を「空気が読めない=KY」なんて言葉で揶揄する傾向がありましたが、今でも読解力というのは社会で生きていくうえで必須のスキルと考えています。

そんな中で、中高時代に国語をあまりやってきていなかった人だと、読解力がなくて相手の話を間違って捉えてしまう経験が多くなってしまうかもしれません。多くの人からは否定されるかもしれませんが、特に私は、古文の勉強をして古典作品を理解している人でないと、現代語の文章の読解も難しいと思います。

今回は、どうすれば読解力を身に付けることができるのかについてお話ししたいと思います。



関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事