いま、知らないと絶対損する年金50問50答 太田啓之著
「年金は決して破綻しない」「今の年金には弱い立場の人を支えるさまざまな仕組みがあり、今後も十分に実用に耐えるものである」「(民主党の)『抜本改革』は現実性に乏しい」と主張し続けてきた社会保障問題の専門記者が、「年金の本当の姿を伝える」ためにまとめた。
ドイツの公的年金は世界大戦の敗戦を乗り越えた。ほかの欧州諸国の年金も、度重なるインフレなどの経済変動の中、積み立て方式から賦課方式に移行することで危機を克服した。日本の厚生年金も、発足後まもなく敗戦により大きな痛手を受けたが、戦争中に支払った分の保険料も、現在受け取る年金にきちんと反映されている。要はこれからの改革の知恵次第だという。
文春新書 893円
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