佐野史郎、2021年は大病患い「もう駄目だ」と思った コロナ禍に多発性骨髄腫を発症…彼が今語ること
── 彫刻の森美術館からカレンダーの写真を依頼された時にはどのように感じましたか。
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佐野:今から10年ほど前に、俳優仲間で兄弟と呼び合う井浦新さんが、同じく彫刻の森美術館で写真展をやっているんです。そんな縁もあって2021年にお話をいただいたんですが、その直後に僕は血液がんの一種である多発性骨髄腫であることが発覚したんです。それで撮影を一年延期してくださり、彫刻の森などを1年間にわたり撮影しました。
新と、それから永瀬正敏さんも、俳優仲間の中でも特にその審美眼に共感しています。林海象組や若松孝二組で一緒に仕事をして、彼らは写真家としても活動していますしね。僕が長男で永瀬さんが次男で、新が末っ子みたいな感じで、個性はそれぞれ違うけど、その眼差しには共通するものがあるのかもしれません。
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