佐野史郎、2021年は大病患い「もう駄目だ」と思った コロナ禍に多発性骨髄腫を発症…彼が今語ること

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佐野史郎さんが箱根「彫刻の森美術館」で写真展を開催することに。大病から復帰し、改めて「なぜ自分は写真に魅せられるのか?」という根源的な問いかけを自らに行ったといいます(写真:平郡政宏)
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舞台や映画、ドラマ、音楽、そして写真活動など幅広く活躍する俳優、佐野史郎さんが箱根「彫刻の森美術館」で写真展を開催することに。大病から復帰した佐野さんは改めて「なぜ自分は写真に魅せられるのか?」という根源的な問いかけを自らに行ったのでした。

「なぜ写真に魅せられるのか?」

LEON世代にとってはドラマ「ずっとあなたが好きだった」(TBS)の冬彦さんなど強烈な役柄で印象的な俳優・佐野史郎さん。ドラマや映画のみならず舞台、音楽、写真などの分野でも幅広い活動を続けてきましたが、この度、箱根「彫刻の森美術館」の2024年カレンダー写真の撮影を機に現地で自身の写真展を開催することに。

本記事はLEON.JPの提供記事です

佐野さんにとって今回の展覧会は、「なぜ写真に魅せられるのか?」という根源的な問いかけを自らにするもので「生い立ちを遡って写真との縁を紐解く作業だった」と言います。2年前には多発性骨髄腫という大病を経験し、ようやく復帰した佐野さんにとって、ずっと撮り続けている写真とは何なのか、写真によりどのような世界や価値を創出しようとしているのか、じっくり伺いました。

── まずは、写真との出会いについて教えてください。

佐野史郎さん(以降、佐野):僕の実家は松江(島根県)に江戸末期から続く開業医で、父は写真が趣味だったんです。それに母方の実家が、出雲大社にある写真館で。そんなこともあって、写真はごく身近な存在でした。父は結婚記念に二眼レフのカメラと現像、引き伸ばし機材一式を買って、母と一緒にそれらの機材とともに写真を撮っているんですよ。なかなかそんな夫婦はいないというか、いかがなものか、と我が親ながら思いますけどね(笑)。それ以外にも父はバイオリン、母はピアノを嗜む音楽好きで。この両親を見ると、まぁ、こんな息子ができても仕方ないよな、と感じます。

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