大谷翔平の「チャンドラー社バット」日本で流行へ 来年からはアマチュア用も国内販売の見込み

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9月1日、試合前にベンチでバットを見つめる大谷翔平(写真:日刊スポーツ)

エンゼルス大谷翔平投手(29)が今季から使用するチャンドラー社製のバットが、来季は日本のプロ選手にも流行しそうだ。代理店の株式会社エスアールエス宇野誠一社長によると「大谷モデルで1インチ短くとか、結構注文が入っています。日本人のクリーンアップ打つような選手も」と多数の注文が既に入っているという。

同社製のバットは21年からNPBでも使用が解禁され、今季はポランコ(ロッテ)デビッドソン(広島)オースティン(DeNA)ら外国人が中心だった。日本人では万波(日本ハム)が先頭打者&サヨナラ本塁打を放ったが、試合で使用する選手は少なかった。

大谷は今季からジャッジ(ヤンキース)のモデルを参考に、少しだけグリップを細くした、34・5インチ(約87・6センチ)で32オンス(約907グラム)のメープルのバットを使用していた。宇野氏は「30号から40号の間は違うタイプも使っていました」という。日本人選手は多くが33・5インチ(約85・1センチ)を使用しており、今季から一気に1インチ(約2・5センチ)長くした大谷のバットは少数派の長尺だ。

チャンドラーバットは全日本野球協会(BFJ)の許可も取れ、条件が整えば来年からはアマチュア用も国内で売り出される見込みとなっている。大谷モデルとなれば、人気化は必至。現在は国内で購入しようとすると5万円以上で売られているが、宇野氏は「代理店として相場を整えたい」と、価格を下げての提供を目指している。

(斎藤直樹)

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