医師考案「ゴマのふりかけ」で若さを保つ方法 酸化と糖化を防ぎ、細胞をきれいに「おそうじ」

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細胞が酸化する原因の1つは、私たちが生きるために欠かせない酸素。

酸素は体にとって必要なエネルギー源ですが、吸い込んだ酸素が体内で化学反応を起こすと、「活性酸素」や「フリーラジカル」という物質が生まれます。

これらが持つ強い酸化力は、病原菌などを撃退してくれるのですが、過剰に作られると健康な細胞まで酸化させ、肌のハリやみずみずしさを奪い、がんなどさまざまな病気を引き起こし、体中がどんどん傷んできてしまいます。

これが酸化という現象です。

鉄が酸素と結びつくとサビるのにたとえて、「細胞のサビ」とも言われています。

体中がコゲついていく細胞の「糖化」とは?

酸化と並んで老化や病気の原因となるのが、細胞の「糖化」です。

「サビ」にたとえられる酸化に対して、「コゲ」にたとえられるのが糖化。

細胞のコゲって、いったいどんな状態なのでしょうか?

じつは、パンケーキを焼くとこんがりきつね色の焼き目がつくのと同じように、私たちの体もコゲついています。

わかりやすい例でいえば、肌のシミやそばかすも糖化現象。

同じように血管がコゲつくと動脈硬化、脳の細胞がコゲつくと認知症というように、細胞の糖化は恐ろしい病気の原因となります。

細胞が糖化してしまう原因は、その名のとおり「糖質」です。

食べ物から摂った糖質が体の中のたんぱく質と結びつき、時間をかけて体内で加熱され、「AGEs(エイジズ)」という物質が生まれます。

「終末糖化産物」という恐ろしい名前を冠したこのAGEsという物質は、一度生まれると消えることがなく、長い時間をかけて体中を糖化し(コゲつかせ)、体をむしばんでいくのです。

次ページ「おそうじふりかけ」で細胞の酸化と糖化を防ぐ
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