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「生産性が低い中小企業」意外と疎かにしがちな点 きちんと成果を出すためにはどうすればよいか

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  • 山元 浩二 日本人事経営研究室 代表取締役
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私は、650社以上の中小企業の戦略立案にかかわってきました。当初は各企業で環境分析などを行い、個別に戦略を立案していましたが、10年ほど経ってある発見をしました。

戦略の70%はどんな中小企業にも有効

それは、「戦略」の約70%はどんな中小企業も同じということ。同じ戦略を実行すれば必ず業績向上につながっていたのです。ほかの20~25%もいくつかのパターンから選択すればよく、独自に必要な「戦略」は5~10%しかありませんでした。この気づきは、大きな収穫でした。

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私は、クライアントで成果に結びついた戦略を洗い出し、整理、分類、分析を進め、どの会社でも実行していたものを「共通戦略」としてまとめました。さらに、すべてのクライアントが取り組んでいるわけではないものの、多くの中小企業が実行して成果が出ている戦略を「選択戦略」としてリストアップしました。また、特殊な業種や地域、競合先の状況に応じて必要な独自の戦略を「オリジナル戦略」とし、事例集として提供するようになりました。

こうした仕組みができたのち、クライアントと戦略立案プロセスでやることは「共通戦略」の確認と「選択戦略」の選定、「オリジナル戦略」のみ検討、立案するだけとなりました。その結果、クライアントの成長を大きく加速させることができたのです。

ひとことで言えば、忙しい社長を戦略の「立案」から解放し、「実行」に重点を置くことを実現できたのです。

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