環境アセスメントとは何か 対応から戦略へ 原科幸彦著
「環境アセスメント」は、日本語で環境影響評価と訳される。土地の改良や建設などの事業の実施に先立ち、開発が環境に与える影響を緩和するために、予測・評価して、環境保全につなげる配慮を行うプロセスのことをいう。
事業者は事前にその事業が環境へ与える影響を調査・公表することが、環境配慮に関して公正な判断をしたというCSRになる。地域住民は、電波障害や日照阻害、景観の変化などについて事前に知ることができる。両者にメリットがあるのだ。
環境アセスメントでは、先進国中、最も遅れているといわれる日本。持続可能な社会を実現するために大事なこの考え方をどう根付かせるか、専門家が論じた。
岩波新書 798円
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