自己紹介「全然ダメな人」「超うまい人」の決定的差 「人見知り」でも興味を持たれる!究極の会話術

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

具体的に、先ほどの田中さんの自己紹介を例にあげて解説していきます。

田中さんは自己紹介として

「初めまして、田中といいます。趣味は映画です」

と自分の趣味を自己開示して伝えました。

一言加えて「話しかけられる自己紹介」に

この自己紹介は、ターゲットを絞っているとは言えません

映画が趣味ということを聞いても、相手は「へぇ〜、そうなんだ」と聞き流してしまいます。なぜなら、「映画」を好きか嫌いかと言われれば、人口の過半数がまあ好きなほうだからです。

同様に、「読書」「音楽」「スポーツ」なども同じ状態になってしまいます。

相手から、あなたにわざわざ話しかけてくるためには「②同類感」を獲得していく必要があります。つまり、映画という汎用的な趣味から、さらに少し価値観を自己開示する必要があります。

例えば、「何の映画が好きなのか」「何の書籍・作者が好きなのか」「どのアーティストが好きなのか」「どのスポーツが好きなのか・やっていたのか」など、自分の価値観を開示することでターゲットが明らかに絞られます。

具体的には、

私は、映画が好きです。とくに好きな映画は、ロビン・ウィリアムズ主演の『パッチ・アダムス』です。

私と好きな映画が完全に合致する人は、私に話しかけてくる可能性が高まります。もし、合致した人から話しかけられなかったとしても、関係開始の会話がスムーズに行えるはずです。

注意点としては、好きすぎるが故に「『パッチ・アダムス』の笑いが病気に効くことを証明して〇〇のシーンで、〇〇な……」などとしゃべりすぎないことです。自己開示レベルがずれて「怖い……」となってしまう恐れありです。

「何の映画が好きなのか」や「何の書籍・作者が好きなのか」「どのアーティストが好きなのか」「どのスポーツが好きなのか・やっていたのか」など、自分の価値観を開示することでターゲットが明らかに絞られます(図:『神雑談力』より)

このように「自分自身のことを相手に知ってもらう」ために、汎用性が高いものではなくターゲットを絞った自己紹介を行ってみてください。

今までの「ただの声が出ているだけの状態」のような自己紹介とは違い、価値観の近い気の合う仲間にブッ刺さること間違いなしです。

ぜひ、活用してみてくださいね!

中北 朋宏 俺 代表取締役社長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

なかきた ともひろ / Tomohiro Nakakita

浅井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動。その後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。入社3年でナンバーワンとなる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、「制度設計」「採用」などを担当。2018年2月9日に株式会社 俺を設立。“夢諦めたけど人生諦めていない人のために”をコンセプトに、お笑い芸人からの転職支援「コメディケーション」を展開中。
著書に『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』『コンプレックスは営業の最高の武器である。』(いずれも日本経済新聞出版)がある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事