元芸人がコンサル業界でNo.1になった"神雑談力" デキる人が"無意識"に会話に入れる「ひと言」

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具体的に私が、この「神雑談力」を身につけて何を得たのかというと……、

①営業の契約率が2.5倍になった
②未経験から人事系コンサルに入社後3年で営業ナンバーワンになった
③中北軍団をつくり、当時の自社の若手離職率を80%から0%にした
④社会人歴6年で独立し、数名の社員を雇用する経営者となった
⑤メディアへの出演や取材の依頼が来るようになり書籍を3冊出版
⑥売れていないお笑い芸人時代から年収が104倍になった
⑦大切な人と時間を共にするようになり幸福感が高まった

人間関係だけではなく、仕事での成果や年収が増え、さらには協力してくれる人ができ、人生そのものが変わるほどの効果がありました。

「普通の雑談」が、「当たり障りないお喋り」だとするのであれば、「神雑談力」とは、「あなたと仕事がしたいと思わせる力」です。

関係構築の3つの段階を理解しよう

「あなたと仕事がしたい」と思わせるまでには、表面的な関係をつくるだけでは到達できません。

関係構築は、分解すると3つのフェーズに分けることができます。その全てを獲得することで得られる効果が「あなたと仕事がしたいと思わせる」ということになるわけです。また、「神雑談力」とは、目の前の相手との関係を築き、さらに深める力とも言えるわけです。

では、このような「神雑談力」を身につけるためにはどうしたら良いのか。

まずは先ほどお伝えした通り、関係構築には3つのフェーズがあることを理解する必要があります。

その3つのフェーズには異なる目的とスキルが存在しています。

具体的にどのようなものかというと……、

人間関係の構築には3つのフェーズが存在します。どのフェーズにいるかにより、相手からどのような印象を持たれたいか目的が異なります(図『神雑談力』より))

①関係開始:この人は良い印象だ

②関係継続:この人をもっと知りたい

③関係深耕:この人の力になりたい

①〜③のフェーズを分かりやすくするために、「相手がどう思うと良いのか」という相手主語の観点で目的を記載しています。

このように相手主語で見える化すると、「確かにフェーズごとに必要なスキルは違うぞ」とご理解いただけるのではないでしょうか。

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