消える大学 生き残る大学 木村誠著

消える大学 生き残る大学 木村誠著

大学全入時代を迎えた反面、大学間の入学者獲得競争は厳しく、大学の本格淘汰の時代が来た、と教育問題に詳しい著者は言う。実際、2010年度に五つの私大が募集を停止し、11年度も停止する大学が出ている。主因は定員割れによる経営悪化だが、国公立大学でも、政策的な意図も加わって、事実上吸収合併されて消えていく大学がある。

一方、司法試験合格者3000人構想が実際には2000人止まりで目算が外れた法科大学院では、知識偏重の短答試験がネックになって、未修者3年コースは法学部卒を対象とした2年既修者コースより合格率が著しく悪い。この結果、定員割れが続出して、ここでも淘汰が始まるなど、最新大学事情がよくわかる。

朝日新書 777円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 「脱ゆとり世代」のリアル
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
菅新政権大研究<br>行方を占う5つのポイント

歴代最長の7年8カ月に及んだ安倍政権から何が変わるのか。「自助」好き、「経産省内閣」の継承の有無、解散総選挙など5つの観点で読み解きます。エコノミスト17人へ緊急アンケートを実施、経済見通しと課題も浮き彫りに。

東洋経済education×ICT