森林異変 日本の林業に未来はあるか 田中淳夫著
現在、日本の森林は壊滅的な状態にあるという。国産材需要の高まりで大規模な伐採が行われたまま放置されるはげ山。あるいは間伐などの管理が放棄されたために、木が茂りすぎ荒れ放題となる森林。
伐採だけでは、森は荒れる一方だ。最悪の場合は災害にもつながる。この状況を打開するには、伐採と造林(植林と育林)をセットに考えなければならない。1本の木を出荷するまでには、数十年の歳月がかかる。ところが、人間は目先の利益を求めるあまり、森を荒らしてしまった。
日本の森、そして林業界と国産木材業界に今、何が起きているのか。森林ジャーナリストが実際に山村を訪ね、林業現場をつぶさに見たルポルタージュ。
平凡社新書 798円
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