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楽天モバイル「契約倍増」の大胆目標に拭えぬ不安 赤字は大幅縮小、黒字化の具体的条件にも言及

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楽天モバイルでは今秋以降、2つの理由で通信品質の改善を見込んでいる。

1つはKDDIから通信回線を借り受ける「ローミング」の進展だ。秋ごろをメドにKDDI回線を利用できる繁華街などのエリアが広がることなどによって、ユーザーの通信品質がさらに改善される見通しだという。

2つ目は、かねて求めてきた「プラチナバンド」が早ければ今秋にも総務省から割り当てられ、今年の年末から年明けにかけて使えるようになる可能性があるからだ。プラチナバンドは屋内でも通信がつながりやすい4G用の周波数帯で、獲得できればKDDI回線に頼らずとも、自社回線エリアの通信品質向上が期待できる。これらの追い風を前提に、楽天は秋以降に販売促進のマーケティング活動を強化する考えも明らかにした。

こうした点を踏まえて、楽天は当面目標とする契約数として、現状の1.6~2倍に当たる「800万~1000万」を掲げた。顧客単価を2500~3000円とした場合(2023年4~6月期実績は2010円)、その契約数に到達すれば、EBITDA(利払い前、税引き前、減価償却前利益)ベースで黒字化できるという。

楽天は当初、2023年中の達成を掲げていたモバイル事業の単月営業黒字化の目標を、2023年5月に撤回していた。その代わりとして、時期的なメドは曖昧にしたものの、ここにきて黒字化の具体的な条件を示した格好だ。

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