横浜流星が語る「つねに厳しい道を選ぶ」深い理由 ボクシングプロテストに合格、大河主演も決定

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翔吾が今を心から真剣に生きている姿は、自分自身が生きていくうえで大切にしていることでもあります。だからこそ翔吾の言動には、すごく共感できるものがありました。

──ボクシングシーンは映画の中の芝居とは思えない迫力でした。

撮影でいちばん大変だったのはボクシングシーンです。自分は空手経験もあるので、形だけで見せることもできましたが、そうはしたくなかった。ボクサーに失礼がないようにやらないといけない。スタッフ、共演者、みんなが本気で取り組んでいました。

とことん突き詰めたくなる性格

──横浜さんはプロテストを受けて、プロボクサーC級ライセンスを取得しました。

いままでのボクシング映画とは違うことを証明したかったので、自分から責任を持って壁を乗り越えようと思いました。その覚悟としてプロテストを受けることにして。プロテストに向けた2カ月間、必死に猛練習しました。

春に散る
『春に散る』のシーン(©2023映画『春に散る』製作委員会)

──所属事務所から止められませんでしたか?

もしプロテストがヘッドギアなしだったらマネージャーに止められていたと思います(笑)。ケガは絶対にしないと説得して、挑戦させてもらいました。一発で合格できてホッとしています。

──ドラマ『DCU』(TBS系)で潜水隊員を演じたときもスキューバダイビングのライセンスを取得しました。その姿勢は、役柄を突き詰めていくこだわりからでしょうか。

そうですね。基本的には、演出やカメラアングルでそう見せることはできるんですけど、本当にその人の気持ちになりたいというか、少しでもリアルを追求したい気持ちがあります。そこが原動力になって、挑戦したいという想いが強くなっています。好きなこともそうですけど、一度携わったことをとことん突き詰めたくなる性格です(笑)。

──資格の取得は、その先の芸能活動の中で活かせるという狙いもありますか?

それもあります。挑戦したことは、芝居でも、これから生きていくうえにおいても、きっと活きてくると思います。今回のプロテストでは、対戦相手はこれからボクシングで生活していく選手であり、人生をかけて自分を倒そうとしてきました。そこにある本気さと、リングで向かい合うことで得た経験、感じたことは、この先の自分の人生の糧になっていくと思います。

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