歯学博士が警告「すべての老いは口から始まる」 70代よりも食べ物を「噛み切れていない」若年層

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最後に仕上げの毒出しうがいです。

(出所:『食事でムセる かみ切れない 口臭が気になる人のための口の強化書』)

1.上の歯をきれいにする

30㎖程度の水(口のなかで水をかき回してみて、全体に水が回るくらい)を口に含み、口を閉じます。そのまま口に含んだ水を上の歯に向けて、クチュクチュとできるだけ大きな音になるように強く速くぶつけます。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

2.下の歯をきれいにする

同じように口に水を含み、その水を下の歯に向けて、1と同じように強く速くぶつけます。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

3.左の奥歯をきれいにする

同じように口に水を含み、その水を左の歯に向けて、強く速くぶつけます。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

4.右の奥歯をきれいにする

同じように口に水を含み、その水を右の歯に向けて、強く速くぶつけます。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

やる気UP効果も期待できる

『食事でムセる かみ切れない 口臭が気になる人のための口の強化書』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

毒出しうがいの水は、吐き出すのが一番いいですが、吐き出す場所がなければ飲み込んでも構いません。ただし、重度の歯周病の人は、吐き出すことをおすすめします。

水が理想ですが、お茶でも構いません。

食事でムセる、噛み切れないといった口の老化からくる「老け口」といえる症状の改善だけでなく、唾液の分泌が促されたり、口呼吸の改善が期待できたりするため、口臭予防にも役立ちます。また、今回、「かみかみリズム体操」の前後で自律神経の測定をしたところ、やる気やパフォーマンスを上げる効果も期待できそうです。

ぜひ、やる気が出ないときや重要な仕事、会議の前にも試してみてください。

照山 裕子 歯学博士

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てるやま ゆうこ / Yuko Teruyama

京医科歯科大学非常勤講師(顎顔面補綴外来)。日本大学歯学部卒業、同大学院歯学研究科にて博士号取得。世界でも専門医が少ない『顎顔面補綴』を専攻し、口腔がんの患者と歩んだ臨床体験から予防医学の重要性を提唱する。「日本人の口腔ケアへの意識を変えるにはどうしたらいいのか?」という課題の答えのひとつとして考案した内容を『歯科医が考案 毒出しうがい』(アスコム)として書籍化。13万部のベストセラーとなった。現在は大学病院及び全国の歯科クリニックにて診療を続ける傍ら、テレビ・ラジオなどのメディアにも多数出演。『日経xwoman』のオフィシャルアンバサダーも務める。

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