自民女性局長「パリ視察」がこうも炎上した理由 松川氏らに厳重注意、自民の女性支援策にも冷水

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一連の騒動を踏まえ、まず、党側責任者の小渕優子・組織運動本部長は松川氏に対し「せっかくの視察が不適切な情報発信などによって誤解されることがないようにしてほしい」と厳重注意。さらに世耕弘成・参院幹事長も「この出張は女性活躍推進という観点からも、極めて中身の濃い出張だった」としたうえで。「ただ、観光だと誤解されるような写真をSNS上にアップしたことは、軽率だったと思うので、私からも厳重に注意した」と苦々し気な表情で会見した。

また、山口公明代表は、岸田首相の長男翔太郎氏が首相秘書官在任中に首相公邸で開いた親族の忘年会での不適切な写真をアップしたことを引き合いに「しっかり教訓として刻むことが大切だ」と苦言を呈した。

永田町では、「議員外交は必要で、その参加者が海外旅行でいろんな写真を撮るのは当たり前。それ自体に目くじらを立てるのは行きすぎ」との声も少なくない。ただ、自民党内では「参加した松川、今井両氏が参院議員の中でも特に目立つ存在だったのが騒ぎを大きくした」(長老)との指摘もある。

「エリート外交官」「人気タレント」が批判に拍車

まず松川氏の経歴をみると大阪の名門中・高等学校から東大法学部に合格、外交官試験を突破して外務省に入省した後、政治家を目指し、2016年7月の参院選大阪選挙区(定数4)でトップ当選して話題となった人物。

さらに2期目となった2022年7月参院選でも日本維新の会最高幹部の浅田均氏(現・維新参院会長)を抑えて2位当選している。「風貌とスタイルの良さに加え、外交専門家として弁が立つことで、各報道番組出演の常連となり地元大阪でも人気抜群」(自民選対)とされ、秋の内閣改造でも「女性閣僚の目玉候補」(閣僚経験者)との声も出ていた。

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泉 宏 政治ジャーナリスト

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いずみ ひろし / Hiroshi Izumi

1947年生まれ。時事通信社政治部記者として田中角栄首相の総理番で取材活動を始めて以来40年以上、永田町・霞が関で政治を見続けている。時事通信社政治部長、同社取締役編集担当を経て2009年から現職。幼少時から都心部に住み、半世紀以上も国会周辺を徘徊してきた。「生涯一記者」がモットー。

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