東大生が厳選「勉強の結果が出やすくなる本」3選 勉強の効率は「事前の準備」に大きく左右される
次は、『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』です。
勉強とは「言語化」の繰り返し
この本では、「言語化」の訓練方法を教えてくれます。メモに自分の考えをまとめて書いていく訓練によって、瞬間的に言葉が出てくるようになる方法が紹介されています。
勉強とは、「言語化」の繰り返しだと僕は思います。例えば何か本を読んで勉強しているときにも、その言葉を別の言葉に自分で言い換えなければ、うまく頭に定着しません。
日本史の本を読んでいるときに「武士は荘園を守っていた」と書いてあったとします。これをそのまま覚えるよりも、自分でノートに「武士は荘園のガードマンだった」と書いて、自分なりに情報を変換することができると、頭に定着しやすくなるのです。
逆に「武士は荘園を守っていた」という情報をただ丸暗記しているだけでは、忘れやすくなったり、後からその情報を使ったりすることが難しくなってしまいます。
そこで重要なのが、言語化です。本を読んだ後や、人から話を聞いた後に、その情報を自分なりの言葉で変換して、メモやノートなどに落とし込むことで、勉強の効率はかなりアップするのです。この本で言語化の訓練をしておいてから勉強をしたほうが、勉強の効率は大きく上がると感じます。
東大生は、アウトプットが習慣化している場合が多いです。本を読んだら感想を言いたがるし、問題を解いたら誰かと「あの問題どう解いた? 自分はこうやって工夫して……」と、その問題について議論をしたがります。このように、日常的に言語化しているから、勉強の結果が出やすいのです。
この本では、自分の意見や情報をアウトプットする方法がたくさん紹介されています。
どのように深掘りし、解像度を上げていけばいいのか? これらのテクニックは、どんな勉強をしているときにでも活用できると思います。みなさんぜひ、実践してみてください。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら