欲しいものが見つかったとき、その場で衝動買いするのではなく、一週間以上時間をおき、それでも欲しければ改めて購入を検討するといい、と述べている本もありました。必要なものと欲しいものを分けて考えることが、賢い消費生活につながります。
貯蓄・投資分は先取りするのがコツ
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という法則(パーキンソンの法則)があります。人間はあればあるだけお金を使う傾向にあります。
「振り込まれた給料で生活して、残ったお金を貯金・投資にあてる」「お金が余ったら貯蓄や投資をする」という考え方では、毎月の貯金額(投資額)にバラツキが出るうえに、出費が多い月には貯金や投資にお金を回せなくなります。
したがって、「貯蓄分や投資分を先取りし、残ったお金で生活をする」ほうが、お金を増やすことができます。
〇「収入額-貯蓄額(投資額)=支出額(生活費)」
「貯金のお金を先取りする方法は、『pay yourself first(まず自分のためにお金を使う)』と表現されることもある。貯金は自分のためだということを思い出させてくれる言葉だ。貯金のお金は最初からないものと考えれば、使いたい誘惑に打ち勝つのも簡単になるだろう」(アンドリュー・O・スミス著『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』SBクリエイティブ)
ここでは、支出を見直してお金を貯めるコツを紹介しました。
電気・ガス・食料品・日用雑貨をはじめ、公共料金や生活必需品も値上げラッシュです。世知辛い世の中に少しでも抗うには、お金の正しい知識を身につけること。
「今までと同じお金の使い方ではダメ」
「収入を増やす、節約する、投資をするための工夫が必要」
だと強く感じます。本記事が、お金を正しく「貯める、増やす、使う」のヒントになれば幸いです。
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