連休明けの日本株、いったいどうなるのか

再上昇か大幅下落か、相場はどっちだ

ちょうど、今の水準がITバブル時に付けた高値2万0833円のフシに近づいてきたことで、当時高値掴みをした投資家の戻り売りが上値を重くする要因になっているのかもしれません。

「83カ月周期説」に合致していた可能性

日経平均は225銘柄で構成されていますが、東証1部全体をカバーするTOPIX(東証株価指数)の方でみると、まだ上回れていない2007年高値(1823ポイント)のフシを前に上値が重くなってきた、といった理屈になります。

つまり、日本株全体に上昇一服感が強くなる当たり前の水準にあるといえ、最近の相場の弱さは冷静に判断することができます。 

チャート上では、株価はグラフ上の縦軸で表され、横軸は時間の推移となります。縦軸では、上記のフシに差し掛かり反落が予想される一方、時間の推移も同様に主要なフシを通過しました。

どういうことでしょうか。それは、このコラムでは何度か繰り返し取り挙げてきましたが、日経平均には1996年以降でみると、83カ月ほどで高値や安値を付ける周期があるということです。

ちょうど、今年の4月は2008年6月の高値から83カ月目となり、横軸の主要なフシを経過しました。当面の高値になるか、短期的な高値になるかは別にしても、4月高値になった場合を前提に、今後の個別株に対する投資戦略を考える必要がありそうです。

現在のマーケットは、短期的に株価を刺激する材料はないに等しく、いわば「手詰まり」の状況です。3月決算企業の決算発表シーズンに突入しましたがあまりパッとせず、総じて株価の反応は厳しい。前期の良好な業績や今期の業績の上方修正を発表した銘柄でさえ、材料出尽くしで上値が重いのが特徴です。

実際、ホンダや信越化学などが決算発表後に急落しました。5月1日には富士通が一時ストップ安まで売られ、市場の注目を集めました。企業の今期の業績見通しが保守的、一方で市場の期待値はもともと高かった、という側面はありますが、それにしても市場の期待を下回る銘柄の売られ方が激しいといわざるをえません。

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