連休明けの日本株、いったいどうなるのか 再上昇か大幅下落か、相場はどっちだ
東京株式市場は4月相場が終わり、日経平均株価の月足のローソク足は4カ月連続で陽線(月初の始値よりも月末終値の方が高く強気を示す)となりました。これ自体は今の上昇トレンドが続いていることを示すサインです。
なぜ警戒をしなければいけないのか
一方、現時点での年初来高値は4月23日に付けた2万0252円です。2万0100円~2万0600円処を4月中に達成すれば5月の下落リスクは残っている、と前回お話しましたが、4月の最終日である4月30日に538円安(今年最大の下げ幅)となったこともあり、5月はアメリカの株の格言で有名な「Sell in May, and go away(5月に株を売り、相場から離れろ!)」を意識せざるをえなくなりました。
4月の終値が1万9520円ですので、高値からは730円ほど下落して終えたことになります。実は、高値と終値がこんなに広がるのは2013年8月以来のこと。おそらく2万円を超えたため、いったん持ち株を手放そうと考えた投資家や、株価の上がりすぎた反動で値下がりを見込んで新規に売りのポジションをとった投資家が増えたためと考えられます。
実際ふたを開けると、5月1日に発表された投資主体別の売買動向では、高値を付けた4月23日が含まれる4月第4週に、個人投資家は現物株を5200億円程度売り越していたことが判明しました。
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