特別な材料は不要「チヂミ」簡単美味しく作るワザ ごま油でカリっとしたクリスピーな焼き上がりに
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
韓国ドラマを見ていたら無性に食べたくなって…
パンデミックで韓国ドラマの沼に落ちた方、多いですよね。人々の愛憎や、身分を超えた恋、頻繁に起きる交通事故や殺人事件……そのドラマティックな展開が私たちを魅了していますが、見どころはしばしば登場する食卓の風景にもあるように思います。
例えば……財閥家の息子が庶民と付き合い、おそるおそる食べる豚皮の焼肉。引っ越しの日に出前で取る真っ黒なジャージャー麺(傍らには必ず真っ黄色なタクアン)。デートで彼女の口に「あ~ん」と入れてあげるサムギョプサル*。おかあさんが子供のご飯の上に「モゴラ(食べなさい)」と乗せてあげるお惣菜、などなど。数々のおいしそうなシーンが、ドラマの名場面同様、心に残ります。
そして梅雨時の某日。「雨の日とくればチヂミがつきものなんですよ」と野本やすゆきさんに話していた時のこと。あいにく野本さんは韓国ドラマは見ていないようですが、「チヂミなら案外簡単に作れますよ」と言うではありませんか。冷蔵庫の中をのぞいて、「うん、これならいける」と言うほど、特別な材料も不要で作れるそうなのです。であるならば、チヂミ、教えていただきましょう!
*豚の三枚肉を焼き、味噌、ニンニクなどとともにサンチュで包んで食べる料理。