結婚に刺激求めた41歳彼女が南国で手にした生活 9歳下の外国人夫とのフィリピンでの暮らしのリアル

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恋人との同棲を解消した後は、「一生結婚できないかもしれない」と覚悟して一人暮らしをしていた直子さん。周囲の同世代女性は次々に結婚し、「直子は自由気ままでいいね」などと揶揄されるようになった。

そんな環境に嫌気がさした直子さんは「英語を話せるようになりたい!」と思い立って会社を辞めて語学留学。年齢を気にせずに人と交流ができる海外生活が肌に合うと感じ、2年後にはマニラに単身移住をした。34歳のときだった。

夫との出会いは就職先の日系企業

「夫との出会いは就職先の日系企業です。スペイン人の血も入っている夫は明らかに日本語が話せそうにない濃い顔をしています。でも、仕事にすごく真面目で日本語ペラペラ。そのギャップに惚れてしまい、私から『飲みに行こう!』と積極的に誘ってアプローチしました。夫は最初、怪しい日本人が俺を騙そうとしていると警戒していたようです(笑)」

社会人生活を日本企業および日系企業で過ごしてきたジョセフさん。フィリピン流の適当さが好きな直子さんを「フィリピンの悪いところを吸収してはいけない」と叱ってくれた。そんなしっかりしたところにも直子さんは惹かれた。

交際を始めてすぐに同棲。しかし、当初は「国民性」の違いからケンカが絶えなかったと直子さんは振り返る。

「フィリピンではカップルはつねに一緒にいるのが当たり前のようです。私が同僚の男性たちと食事に行くなんてもってのほか、という態度。焼きもちがすごくて大変でした」

自由を愛する直子さんにとっては「のろけ」では済まなかったようだ。フィリピンに遊びに来た両親も巻き込んでジョセフさんに日本流を理解してもらうことにした。

「ラテン系の明るいノリが好きな父は夫とフィリピンのことがすぐに好きになったようです。夫が日本出張の際に一人で実家に遊びに行ったのですが、母から『仕事上の付き合いもあるので、既婚女性でも外で男性と食事するぐらいのことはある。あまり束縛すると仕事にも支障が出る』と伝えてもらいました。私ではなく母からの言葉ならば納得できたようです」

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