東洋経済オンラインとは
ライフ

23年上期の映画興収「アニメ頼み」から脱却の兆し 邦画実写の中ヒットが続々生まれ、興行底上げ

9分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

この上半期も『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』以外に、明るい話題がほぼなかった洋画。とくに洋画実写はシーンを牽引する作品が出てこない。ここ数年続く日本における洋画の低落傾向に今年もまだ歯止めがかからないようだ。

では、上半期としては好調だった映画界だが、下半期を含めた年間ではどうなるか。そのカギは夏興行になりそうだ。

宮崎駿作品とミッション:インポッシブルへの期待

最大のポイントは、夏休みアニメの本命である宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』(7月14日公開)。“最後の宮崎アニメ”になるかもしれないという注目度が高まるなか、予告編やテレビCMを含めて映像も作品情報も一切出さない徹底した情報管理のなか公開を迎える。

本作は、宮崎アニメの系譜を引き継ぐファミリー向け冒険活劇なのか。それとも、シリアスなメッセージ性の強い作品になるのか。前者であれば100億円超えも十分期待できる。冒険ファンタジーという情報もあるが、現状は興行がまったく読めない。今年の興行がかかっている作品と言えるだろう。

もう1つは、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(7月21日公開)。これまでのシリーズ作品の興収は40億円ほどだが、そこに昨年の『トップガン』のトム効果が作用して、大きく上回っていく可能性があり、70億〜80億円ほどが期待値としてある。

この2作が夏興行の行方を左右し、それが年間興収にもつながる。冒頭で述べたように1~5月までの累計で前年比130%ほどであり、6月も大きくは下がっていないようだ。夏までに昨年並みをキープすれば、年間では前年超えが見えてくる。

そして夏以降は、好調な今年が2019年の歴代最高興収にどこまで迫るかに注目が移りそうだ。まずは夏の明るい話題への期待が高まる。

(記事中の興収はすべて6月26日時点の最終興収推定値)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象