「しわ・たるみ」による表情誤解で生じるすれ違い 高齢化で若者とのコミュニケーションが困難に

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これらのことを踏まえて2つ目のクイズです。次の①~⑤(左から順)は、どんな表情でしょうか?真顔、幸福、軽蔑、嫌悪、怒り、悲しみ、驚き、恐怖の中から選択してください。

(写真:空気を読むを科学する研究所提供)

それでは、解説です。

①笑っている…? いや、悲しみ?と思われた方もいるかもしれません。正解は、真顔です。

②眉が引き上げられ、目が見開かれ、口が空いています。これは、驚きです。表情作りが苦手な方は、この驚き表情、とくに、眉を引き上げる動きを会話の中にとり入れるだけで、コミュニケーションがいきいきとしたものになります。ぜひ、試してみてください。

③眉が引き上げられるだけではなく、眉間に力が入っている。そして、目が見開かれている。これは、恐怖です。②の驚きに比べて、緊張した印象だと思います。

④笑っているように見えますが、正解は、真顔です。

⑤口角と頬が引き上げられています。幸福表情です。

いかがでしたでしょうか。問題の原因や特徴がわかれば、あとは慣れです。日々、世代を超えたコミュニケーションを積極的にしていきましょう。

参考文献
Fölster, M., Hess, U., & Werheid, K. (2014). Facial age affects emotional expression decoding. Frontiers in Psychology, 5, Article 30. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2014.00030
Grondhuis, S. N., Jimmy, A., Teague, C., & Brunet, N. M. (2021). Having Difficulties Reading the Facial Expression of Older Individuals? Blame It on the Facial Muscles, Not the Wrinkles. Frontiers in psychology, 12, 620768. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2021.620768 
清水 建二 株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役

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しみず けんじ / kenji shimizu

1982年、東京生まれ。防衛省研修講師。特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問。日本顔学会会員。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。学際情報学修士。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。微表情読解に関する各種資格も保持している。著書に『ビジネスに効く 表情のつくり方』イースト・プレス、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』フォレスト出版、『0.2秒のホンネ 微表情を見抜く技術』飛鳥新社がある。

Facebook:https://www.facebook.com/microexpressions2014/
公式サイト:https://microexpressions.jp/
公式ブログ:https://blog.microexpressions.jp/
 

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