精神科医が説く「人間関係」の無理しないつくり方 「嫌われ上手を目指すといい」と言う深い理由

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自分の意見や考えを、いったん置いておく。

まず、相手の言うことを受け止める。そのスタンスで聞いているうちに、相手はあなたに好感をもってくれると思います。

あと、僕が人間関係で大事だなぁって思うことの1つに「ユーモア」があります。ユーモアっていうのは、「上手に使いこなせるのが大人だ」といわれたりします。

強い不安を抱えたときや、落ち込んだとき、プレッシャーのかかったときなど、ネガティブな感情を「ユーモア」でくるんでみるのもいいかもしれませんね。

僕の好きな本に『あやうく一生懸命生きるところだった』(ハ・ワン著/ダイヤモンド社)っていう本があります。この本のタイトルなんかもユーモアがありますよね。

「一生懸命生きなくてよかった」ってことだと思うんですが、こう書くより、思わずクスッと笑って「そうそう!」となる人が多いのではないでしょうか。攻撃をさらりとかわして伝えることも「ユーモア」ですね。

ソフトバンクグループの会長・孫正義さんが、Twitter上で自身の頭髪のことについて揶揄してきたツイートに対し、

「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」と切り返したそうです。

この発言も、前向きでクスッと笑えるユーモアだなと思います。

「ユーモア」って要は「笑い」です。会話や日々の暮らしにユーモアをもてるようになると、人間関係が豊かになるんじゃないかなぁって気がしています。

ポイント:「話す」より「聞く」を練習する

 頼れるところは頼ったほうがラクに良い結果が出る

「がんばり屋」から「頼り上手」へジョブチェンジしてしまおう。これも1つの立派な生存戦略なんです。

ついがんばりすぎちゃう人、なかなか幸せになれない人って「頼り下手」な人が多い気がします。

「頼って拒否されたら傷ついてしまうから」

「甘えて嫌われたら悲しいから」

「単純に人に頼ってはダメだと思い込んでるから」

そんなふうに思っているのかもしれません。どれもよくわかります。

ただ、一人の人にどっぷり依存するのでなければ、頼って感謝することも、甘えて喜ぶことも素晴らしいコミュニケーションだと思います。

それに、時間をかけてスキルを習得するより、頼れるところは頼ったほうがラクに良い結果が出るでしょう。

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