精神科医が説く「人間関係」の無理しないつくり方 「嫌われ上手を目指すといい」と言う深い理由

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そもそも「嫌われたくない」と思うのは思考グセのようなものです。

「なぜ、嫌われたくないのか?」

「嫌われたら、どうなるのか?」

「嫌われてもいい人ってどんな人か?」

などを考えてみて、自分の認知を疑ってみてください。紙に書き出して考えてみるのもいいでしょう。

「あ、別に嫌われてもいいかも」って思うのではないでしょうか。

あと、嫌いな人を「見返してやる」とか「仕返ししたい」という人もときどきいます。でもね、そんなことのためにあなたの貴重な時間を割くのはもったいないです。

一瞬でもそんな人のために生きるのは、やめちゃいましょう。

基本的に、多くの人は相手にしなければ勝手に嫌って離れていきます。

「嫌われ上手」になって、つき合いたい人とだけつき合うのが「自分なりの幸せ」であり、無理せずがんばりすぎない人間関係のポイントだと思います。

ポイント:「嫌われ上手」を目指そう

しゃべる練習より、よけいなことをしゃべらない練習を

「コミュ力」を鍛えたかったら、「しゃべる練習」より「よけいなことをしゃべらない練習」のほうが100倍大事。

「自分なりの幸せ」を大切にして生きるには、人から離れることも必要ですが、やっぱり人とつながることも大事です。

よく「自分にはコミュ力がないのですが、どうやってしゃべったらいいですか?」と聞かれますが、コミュニケーション力って何も面白いことを言ったりするだけじゃないんです。

「コミュ力を鍛えたい」と思ってる人みんなに知っておいてほしいことがあります。

相手を満足させるためには、しゃべる練習より、よけいなことをしゃべらない練習のほうが100倍大事だったりします。

基本的にみんな「自分のことを話したい」ものです。

例えば、飲み会に行くと自分の話をしたい人ばかりじゃないですか? 聞いてるぶんには嫌がられたりしないでしょう。

とにかく「聞き上手」になるのが「コミュ力」を鍛える近道だと僕は思っています。「何か話さなきゃ」と思ったら、あえて黙って相手の話に耳を傾けてください。

このとき「それは違うんじゃないかな」とか「よくない考え方かも」など「いい・悪い」をジャッジしないで聞くことがポイントです。

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