【絶景夏写真】2023年「必見花火大会」を大公開! コロナ禍を経て、花火大会はどう変化したのか
プライベート花火は、打ち上げ数にもよるが、5〜10分の打ち上げで30万〜50万円程度の費用になる。昨年までのコロナ禍では、筆者の知るところでは1カ月に全国で200カ所ほども打ち上げられていた。花火といえば夏の風物詩だったが、季節問わず1年中企画されるようになり、花火業者への依頼は急増。小規模な売り上げとはいえ、筆者の知る業者では、コロナ禍前の半分くらいの売り上げ水準に戻った、という会社もあった。
「夏じゃなくても花火」のブーム到来
この“夏以外での打ち上げ花火”について、実は2000年にブームの芽が出ていた。21世紀を迎えようとしていたこの年の大晦日、明石市でミレニアムカウントダウンのイベントが開催された。この時、花火が打ち上げられ、海外では一般的だった「夏じゃなくても花火」というトレンドが認知されていった。
ちなみにだが、海外と日本の花火は見た目にも特徴が違う。海外では円筒型の玉を使用し、色味は蛍光色が強めで明るい。日本の花火はまん丸の玉を打ち上げるが、光の輪が丸く開くのが特徴だ。これは世界唯一のもので、パリ祭やアメリカの独立記念日でも日本の花火が採用されるなど、“世界一の芸術”として評価されている。
それゆえに、その製造には高度な技術を要する。花火業者には、職人が花火玉を作って打ち上げまでを行う製造業者と、玉を日本に限らず海外からも仕入れ、打ち上げまでを手配する販売業者の2通りある。コロナ禍で大打撃を受けたとはいえ、世界に誇れる技術を守り続け、家内工業で持ちこたえた。そのため、ここ10年ほど花火業者の数は減っていない(公益社団法人 日本煙火協会に加盟する業者は320社ほど)。
また、昨今の特徴として、イベント会社が参入した「芸術花火」というものがある。花火と音楽をシンクロさせたプログラムが見どころで、有料席のチケット販売やスポンサー収益で利益をあげる花火大会だ。これまでに「茅ヶ崎サザン芸術花火」や「京都芸術花火」など多くの芸術花火大会が開催され、今年は5月20日に愛知県名古屋市の名古屋港ガーデンふ頭で「名港水上芸術花火2023」が盛況を見せた。
このように夏以外でも需要が高まり、加えて今年は花火大会が戻ってくる。花火業界の盛り上がりは想像にかたくないが、ここで問題なのが人手不足の深刻だ。コロナ禍で人員を減らしてしまった花火業者では職人の手が足りていない。
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