「先延ばしやめたい!」すぐやる人に変わるメモ術 脳の性質を利用「やる気なし」でも行動する方法

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「リアルタイムでAIが議事録を作成してくれるアプリ?」「書いた文字を記録してくれるデジタルホワイトボード?」

いろんな声が聞こえてきそうですが、残念ながら不正解。なぜならこの場合、会議で出た意見を、そのまますべて記録することにさして意味はないからです。

最低限、記録したいのは「自分に対する周囲からの要望」でしょう。

それに加え、自分をより刺激してくれる発言に意識を向けていきましょう。「メンバーの全発言」という膨大な情報の中から「何をすべきか」必要な情報だけを選択することが大事です。

自分の心の中でレーダーを立てて、発言の重要度を見極める作業から、クリエイティブな営みは既に始まっています。なぜなら、会議で得たさまざまな気付きをもとに自分の行動を変えていくことこそ、大事なことだからです。

「記録」とは、未来をよくするための行為

とはいえ、「何をすべきか」という問いの答えを見つけ、それをすんなり実行に移すことは、至難のワザであるはずです。

そこでおすすめしたいのが、私が開発したA4・1枚の「4分割シート」です。

当初は「覚えにくいものを大量に記憶するため」という目的で考案したツールなのですが、「未来を豊かにしてくれる記録装置」としても活用できます。

何しろ、この「4分割シート」に書くだけで、やりたいことが言語化・可視化され、行動が変わり、さまざまな能力までアップするのですから、使わない手はありません。

どのようなものか、作り方をご紹介しましょう。

簡単!「A4記憶シート」の作り方

A4サイズの紙を縦半分、横半分に折り(順不同)、全体に大きな十字の折り目を付けます。

ここでは左上を第1象限、右上を第2象限、左下を第3象限、右下を第4象限とします。第1から順に、第4の象限までZ字を書くような順で記入していきます(※通常、数学のグラフなどでは、右上が第1象限、左上が第2象限)。

A4サイズの紙を縦半分、横半分に折り(順不同)、全体に大きな十字の折り目を付ける。4分割にしたシートを使って「言葉」と「イメージ」の両方を書き留める(図『A4・1枚記憶法』より)
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