太陽熱エネルギー革命 菊池隆、堀田善治著
化石燃料の枯渇が時間の問題となる中で、環境に優しい代替エネルギーの拡充が課題になっている。代替エネルギーは環境負荷が低く、再生可能なものでなくてはならない。そこで期待されているのが、鏡を使って太陽光線を集中させ熱に転換する太陽熱エネルギーだ。
本書では、サハラ砂漠のほか欧米で実用化が始まっている巨大プロジェクトが紹介されている。その例でわかるように、このシステムには広大な土地が必要とされる。つまり日本としては1国での開発には無理があり、近隣国との国家のエゴを超えた思想の構築が必要となってくる。
人類の命運を懸けた、石油経済から太陽経済へのパラダイムシフトが論じられる。
日経プレミアシリーズ 914円
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