たった5万マイルでJALファーストクラスに乗る技 バンコク行き、1杯3万円のシャンパンも飲める!?

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JALはワン・ワールドに加盟しているので、JAL以外での提携航空会社のマイレージ特典でも予約が可能だ。例えばアメリカン航空のマイレージプログラムであるアドバンテージでは、バンコクまでJALと同じ5万マイル。ただし、燃油サーチャージは徴収されないので、諸経費は31.85ドル(約4400円)ですむ。

さらに同プログラムの場合、同じ5万マイルで中東までカバーできる。例えば、羽田(JALファーストクラス)→バンコク(カタール航空A380ファーストクラス)→ドーハ(カタール)でも、同じ5万マイルでカバー可能だ。だが、両区間ともファーストクラスの特典の空いている日を見つけるのは難しい。

ファーストクラス、いつ乗るべき?

ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムであるエグゼクティブクラブの場合、羽田からバンコクまで5万1500ポイント(単位はAvios)で諸経費が2万2470円と、JALマイレージバンクとほぼ同条件。アラスカ航空のマイレージプランでは、ファーストクラスの特典そのものが表示されない。

このファーストクラス、いつ乗るべきなのだろうか。少なくとも2024年5月までは、JALのバンコク線にファーストクラスが投入されるようだが、アジア内のファーストクラスはいつ投入が中止されてもおかしくない。

前述したカタール航空のアクバ・アル・バクルCEOも2023年6月3日、ブルームバーグへのインタビューのなかで、次世代の長距離路線用航空機にファーストクラスを設置しないことを明らかにしている。できるだけ早いうちに、というのが解答となりそうだ。

ANAの場合、ヨーロッパないしアメリカ路線にしかファーストクラスは搭載されていない。そのため、ホノルル往復で12万マイルが最低のマイル数とかなりハードルが高くなる(片道での特典航空券発券はできない)。

ただし、羽田~香港間のNH859・NH860のB777-300ERは2023年6月にかぎり、THE Suiteとよばれるファーストクラスをビジネスクラスの利用者に開放している(B787での運航便は対象外)。

一般人でもファーストクラスに手が届くという意味で、現状ではANAよりもJALに軍配が上がりそうだ。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は130カ国。共著に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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