たった5万マイルでJALファーストクラスに乗る技 バンコク行き、1杯3万円のシャンパンも飲める!?
その点、今回投入されたのは、JALのアジア内国際線では久しぶりとなる「本物」のファーストクラスとなる。
JALマイレージバンクでの必要マイル数は片道5万マイルで諸経費が2万2470円加算される。欧米なら、片道7万(アメリカ本土)・8万マイル(ヨーロッパ)に諸経費は4万円程度必要となるので、ハードルは低い。
ホノルルまでは、バンコクと同じ片道5万マイルでカバーしているが、現地での滞在費などを考慮すると、バンコクのほうがトータルの旅費はかなりセーブできるだろう。
ミシュランの3つ星の機内食
欠点は出発日の2週間以上前からの予約をしようとしても、有償航空券が優先のため、ほぼすべてキャンセル待ちとなること。そのため、前もって計画をたてた旅行には利用しづらい。ただし2週間前よりも直近になると、比較的予約しやすいようだ(6月11日時点では14日のうち、9日は予約可能だった)。
なお、羽田発バンコク行きもバンコク発羽田行きも必要マイル数は同じだが、羽田発バンコク行きのJL31がおすすめだ。
同便の場合、16年連続でミシュランの3つ星を獲得しているカンテサンスの岸田周三シェフの監修する機内食や、世界中の民間航空機に搭載されるシャンパンのなかで最も高価であるSALON2013(ネット上の実勢価格は約22万円)が提供されるからだ。
筆者が2017年11月に利用した際は日本出発時にSALON2006(当時の実勢価格で約8万円)が往復分として3本搭載されていたが、いまは日本発限定で1本のみ。だが、仮にグラス1杯しか飲めなくても、1本あたり8杯どりの場合、1杯3万円近い金額となる。
また、羽田発なら、JALの国際線ファーストクラスラウンジが利用できるのに対して、バンコクでは、ビジネスクラスやJALマイレージバンクの上級会員組織JGC(JALグローバルクラブ)会員と同じサクララウンジ利用が基本となるのも大きな違いだ。また、帰りは夜行便のために、フライトそのものを楽しむ余裕がどうしても少なくなってしまう。
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