コロナは風邪?5類移行後に感染した20人の本音 ネット上で言われるほど「軽い」のか?

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今回、簡易インタビューを実施したことで最も特徴的だったのは、「初めてかかって戸惑っている」という人の多さ。

「私は2日で熱が下がりましたが、のどがかなり痛かったので、『多分コロナだったのかな』と思っています。周囲にも初めてコロナにかかったという人がけっこういて、子どものママ友グループLINEにも3人いたし、犬の散歩仲間にも2家族いたし、夫も『会社でも初めてかかって休んでいる人が3人いる』と言っていたので」(30代女性)
「3年間、大丈夫だったので、『ウチの家族はコロナにかからない』と勝手に思い込んでいましたが、5類になってすぐに4人全員が感染して驚きました。夫は自分がかかってうつしたと申し訳なさそうで、小学生の子どもたちは4日間ずっと寝てましたね。一番症状が軽かった私ですら39度の熱が3日も出て、血痰も1週間以上出ていましたし、『今でもこんなに強い症状があるものなの?』というのが正直な感想です」(30代女性)
「感染してから5日くらい毎朝39度くらいまで熱が出てヘコみました。初めてですが『以前より軽くなった』と聞いていたので。食欲もないし、便通もおかしくなったままだし、5類と言えどもけっこうくるなという感じ。ただ、頓服薬を飲めば37度くらいまでサーッと下がるので、絶望感とかはなかったです」(40代男性)

「思っていたより症状が重かった人」の声

この3人に共通していたのは、「思っていたよりも症状が重かった」という実感。また、過去にかかったことがある人から、「『私のときよりはずっと楽だと思うよ』などと言われるのが嫌だった」という声もありました。

「症状が思ったよりも重かった」という声が多かったので、参考までにもう少し挙げてみましょう。

「熱は38度8分まで出て4日程度で下がりましたが、2週間過ぎてもまだ血が混じった痰が取れず、倦怠感と息苦しさが残っていて休日の外出もままなりません。後遺症とまでは言ってはいけないんだろうけど、これがまだまだ続くなら精神的に病んでしまいそうです」(30代女性)
「ちょっと驚いたのが39度近い高熱が3日続いたあと、36度台まで下がって2日間過ぎたので『もう治るのかな』と思っていたら、また38度台が4日間も続きました。全部初めてのことなので、再び熱が上がりはじめたときは、『今度はコロナ?インフルエンザ?違う感染症?』とか、けっこう不安でしたね」(40代男性)
「風邪だと言われたら風邪ですが、二十何年かぶりに39度台の体温計を見た僕のような人間から見たら、“生涯で最もやっかいな風邪”という感じ。熱が下がらなかった1週間で、『もしこのまま死んでしまったら……』と何度か考えてしまいました。もう全快したので今思えばバカなのですが、そう考える人もいるってことです」(40代男性)
「夫が病院で陽性の判定が出て、2日後に私も熱が出たので病院に行ったら、『コロナで間違いないから検査はしなくても大丈夫』と言われました。けっきょく私は2週間近く熱が下がらなくて、3週間過ぎた今も微熱があってせきも出るので薬を飲んでいます。初めて感染しましたが、正直もう二度とかかりたくないですね」(30代女性)
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