世界最悪となった福島第一原発事故、終息に向けてとられている体制とは
ついに政府自身もチェルノブイリと同等の深刻な事故と認めるに至った福島第一原子力発電所の事故。未だに終息に向けたはっきりとした道筋はみえていない。
世界最悪の原発事故終息に向けてどのような体制が取られているのだろうか。首相官邸が4月11日に発表した資料から見てみる。
資料によると、福島第一原発には、東京電力により、約500人の人員と、コンクリートポンプ車、ポンプ車、遠隔操作無人重機などが配備されているほか、消防車両が、東京消防庁・神戸市消防から合計23両配置されている。
また、福島第二原発には東電が586人、発電機車15台、ポンプ車2台を配置。近傍にあるサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」に自衛隊が、人員106人、消防車12両、除染車6両、さらに戦車も2両を配置している。
原発を取り囲む形で、いわき市、郡山市、田村市、川俣町、二本松市、福島市、南相馬市の駐屯地、保健所などに、自衛隊員と除染車が数多く配置されている。
一刻も早い終息を願わずにはいられない。
[図をクリックで拡大]
出所:首相官邸
写真:福島第一原発三号機建屋 4月10日 東京電力提供
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