マイナ保険証トラブル、河野大臣「AIで防止」も 別人の情報が紐付けられる「誤登録」を検知
松山キャスター:親が子どもの口座を自分の口座にしておくケースが多いのだと思うが、本人名義以外の口座には振り込みされないのであれば、子どもも全員口座を持たなければならないということか。
河野大臣:いま日本では、子ども向けの手当は世帯に出している。児童手当も父親や母親の名義の口座に振り込まれるシステムとなっているが、さまざまな議論がある。世帯でやるのがいいのか、個人でやるのがいいのかの議論がある。やはり個人に給付すべきだということになれば、子どもにも1人ずつ口座を持ってもらったほうがやりやすくなる。できれば子ども名義の口座をつくり、それを子どもの公金受取口座にしてもらうのがいい。
橋下徹氏(番組コメンテーター、弁護士、元大阪府知事):新型コロナウイルスのときの特別給付金で大問題、大激論になった。子どもの給付金が親の口座に振り込まれると、DV(ドメスティックバイオレンス)で父親、母親が離れていて、DVの父親の口座に金が振り込まれるなどの問題があった。それで個人で管理していこうということになった。本来、個人管理でというのがマイナンバーシステムの柱だから、個人の口座をひもづけなければいけない。マイナポータルで特殊なやり方をすると、家族口座がひもづけられるのか。
イレギュラーの操作で家族の口座にひもづけ
河野大臣:マイナポータルで普通に登録手順に従っていけば公金受取口座は本人名義のものになるのだが、イレギュラーの操作をすると、子どものマイナポータルから親の口座にひもづけができてしまう。
梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):認識がないままそうなっている人もいるということか。
河野大臣:いや、認識がなくそうはならない。かなり意図的なものだ。本人名義の口座をひもづけるようにとプロセスの中で出るのだが、子どもの分は親の私が管理しようとか、子どもにまだ口座がないから私の口座にしようということで、多分そうした人がいるのだと思う。
木下康太郎キャスター(フジテレビアナウンサー):マイナ保険証に別人の情報がひもづけられる誤登録のトラブルが相次いでいる。別人の名前、住所、受診歴や薬などの医療情報が閲覧できる状態にあったという。