「マイナ保険証」と「保険証」どこが違うか徹底解説 薬の管理が楽に、気になる個人情報は大丈夫?

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マイナ保険証と保険証の違いについて解説します(写真:Fast&Slow/PIXTA)

政府が2024年秋に健康保険証(保険証)を廃止し、マイナンバーカードの健康保険証(マイナ保険証)に一本化するという方針を打ち出したことで、議論が巻き起こっている。

しかし、マイナ保険証を使うための基盤で、患者の加入する保険が有効かオンラインで確認するオンライン資格確認等システム (社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会が管理運営)を理解しないまま議論をしていくと、既存の保険証のほうが安全で便利だというおかしな結論になってしまう。

オンライン資格確認等システムから見た場合、保険証とマイナ保険証は機能としてどこが違うのか。また、これからマイナ保険証に一本化されていく過程で何に注意が必要なのか、まとめよう。

オンライン資格確認等システムとは?

はじめに、来年(2023年)4月には医療機関・薬局での導入が原則義務化されるオンライン資格確認等システムの要点を確認しておこう。

オンライン資格確認の情報の流れ
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