20代の若者が早めに「お金持ち」になる4つの方法 借金を背負っての不動産投資は問題が大きい

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とくに、冒頭の「お金の稼ぎ方では『株式』にうまく関わることがコツになる。起業でも、ベンチャーへの参加でも、ストックオプションをくれる会社への転職でもいい」の部分を詳しく説明する必要があるようだ。

例えば、「起業」は『一般理論』の第12章でケインズが成功率に疑問を呈しており、うまく行きにくいことになっているが、それを息子に勧めていいのか、といった疑問をいただいた。

大きな資産を早く築くうえで、インデックスファンドの積み立て投資のどこに問題があるか。1つにはとくに初期に近い時点で投資額が小さいことと、もう1つには「無リスク金利+年率5%くらい」という、本来十分ありがたいのだが、現実としては地味な期待リターンにある。資産の成長スピードがいかにも遅い。

借金をしての不動産投資は問題が大きいワケ

1つのアイデアは、借金を使って投資額を増やすことだ。例えば1億円をほぼ無利息で借りることができて、インデックスファンドの期待リターンを5%とすると、「期待値としては」税引き後で約4%、金額にして約400万円の利益を単利ベースの計算でも年間に得ることできる。

だが、相手は株価であり、年間に3割くらいは平気で下落することがある。マイナス3000万円の時点で「借金を返せ」と請求されたら、自己破産するしかないかもしれない。危険である。

また、そもそも「使途は株式投資です」、または「使途自由」という条件で、個人が大きなお金を低利で借り入れることは難しい。

個人でもまあまあの借入金利で大きなレバレッジが可能なのは、住宅ローンを用いた不動産投資だが、大きな借金を背負い、特定の不動産物件に資産を集中させるリスクを負い、投資対象の換金性がよくないなど、問題が大きい。

「大丈夫」なものでも「有利」なものでもないことは、不動産屋が自ら物件に投資するのではなく、客を探して売っている状況が雄弁に物語っている。とても息子に勧められるような代物ではない。

それでは、もっと安全にレバレッジを利用できる機会はないか?

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