フレッシュバジルとチェリートマトを上に乗せて見た目も、グッドルッキング。薄味ながらチキンの風味豊かでしみじみと滋味深い基本のお粥に、バジルの食欲をそそる独特の風味がマッチして、食欲が刺激されます。
中には細かくほぐしたチキンと、ヤングコーン・角切りじゃがいも・青菜が入っており、お粥にザクザクプリっとしたヤングコーン、ほくほくの角切りじゃがいもの食感が加わり、味に変化を与えてくれるので、途中で食べ飽きることもなくペロリと完食できました。
小さな店内に詰まった唯一無二のブランディング
筆者が訪れたのは、JR山手線にある駅ナカの20席ほどの小さな店舗。店内は細長く、カウンター席と2人掛けのテーブル席が2つ、狭い通路の両脇に席を配置したレイアウトになっています。
利用したのはゴールデンウィークの谷間の某日、朝8時半から9時頃。客席は徐々に入れ替わりつつ、常に5人ほどが座っている状態でした。お出かけする人が多いなか、駅ナカで優しい味わいのお粥で一息つくのも、これはこれで乙な過ごし方です。
4月25日より離乳食を全店で無料提供を発表したことでSNSが炎上し、テレビのニュースなどでも取り上げられるほど話題になりました。
これまでの「Soup Stock Tokyo」は、徹底した駅チカ・駅ナカ出店戦略、日ごとに変わるスープのメニュー、モノトーンかつ英語だけのロゴマーク、ナチュラルだけどそっけないほどシンプルな店内インテリア、植木鉢のような直線的なラインの個性的な丼鉢……などなど、優しいスープの味とは裏腹に、意外にも攻めた姿勢を貫いてきたチェーンです。
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