唯一無二を貫き通したブランディングをしてきたわけですが、そんななかでも、離乳食を無償提供するという今回の発表は、特に尖っていたのかもしれませんね。
この日、赤ちゃん連れの利用客はいなかったが…
この店のメニューにも離乳食の記載がありましたが、残念ながら筆者がモーニングを食べている時に赤ちゃん連れの利用客がやって来ることはなし。結局、私が店内で過ごした30分ほどの間には、若い男性が1人来店した以外は、客席に座っているのは20代から40代と思しき女性ばかりでした。
ゴールデンウィークの谷間の日だったこと、モーニング帯に訪問したこと……などの理由で、赤ちゃん連れには少し早い時間帯だったのでしょう。
「Soup Stock Tokyo」のターゲットは、都心で働くキャリアウーマンだと言われています。
今回の離乳食無料の狙いは、「以前は店舗をよく利用していたけれど、ママになってからは、足が遠のいていた」という人たちに、再び店を利用してもらうことなのではないでしょうか。
お得意さまたちがバリバリ働いているであろう集客の弱い昼下がりの時間帯に、かつてのお得意さまたちにも来てもらおうという「二兎を追う」戦略は、はたして成功するのか否か。
現状、騒動によって十二分に認知度は高まった印象ですが、個人的にはむしろ、「Soup Stock Tokyo」をまだ利用したことのない人が、興味を持つきっかけになったのではと感じています。
店内に女性客が多いことや、週替わりのスープを選ぶという注文方法が、男性にとっては少し敷居が高く感じたり、女性だらけの店内にいたたまれずにソワソワするかもしれませんが、それでも食べて損はない、おいしいメニューが揃っています。
まずはお得なモーニングで、「Soup Stock Tokyo」を体験してみてはいかがでしょうか?
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