イーロン・マスク氏とWeb3の「不思議」な関係とは Twitterの「青い鳥」アイコン変更でも一騒動

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イーロン・マスク氏によって買収されたTwitterの相次ぐ改変にユーザーは……(写真:mrmohock/PIXTA)
ChatGPTの登場によって、Web2.0時代を支配したグーグルの検索連動型広告というビジネスモデルの危機が囁かれ始めている。しかし、Web2.0時代に大手プラットフォーマーが築き上げた地位を脅かす動きはこれだけではない。それは大手プラットフォーマーに対するアンチテーゼとして誕生したWeb3だ。
そこで本稿では、イーロン・マスク氏による買収以降、混乱が続いている巨大プラットフォーマーの一つ、Twitterに着目し、テクノロジー業界の動向に詳しい野村総合研究所のプリンシパル・アナリストである城田真琴氏が執筆した書籍『決定版 Web3』より一部抜粋、加筆、再構成してお届けする。

イーロン・マスク氏の買収で揺れるTwitter

決定版Web3
『決定版Web3』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

2022年10月末のイーロン・マスク氏によるTwitterの買収以来、Twitterが大きく揺れている。有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の開始、これまで無償で提供してきた「Premium API」の廃止と新たな有償APIの提供、フォローしていないアカウントが投稿したツイートを表示する「おすすめツイート」などの仕様やサービスの変更が相次いでいる。イーロン・マスク氏の意のままに変更を行えるのは、Twitterが中央集権的なサービスであるからにほかならない。

ここで思い出されるのが「誰かWeb3って見たことある?私は見つけられない」という2021年12月21日のイーロン・マスク氏のツイートである。

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